倉敷であった学会2日目が中止に
先週、第74回弱視斜視学会がありました。
私は「貼る近用レンズの弱視斜視症例への活用」というポスター発表で参加しました。
ハイドロタック®︎という近くを見る用の貼るレンズで、手持ちの眼鏡・サングラスを簡単に遠近両用にできるというグッズを、子どもに使用しました、という内容です。
子どもにはふつう遠近両用眼鏡はいらないはずですが、近くを見るときに目が必要以上に内側に寄ってしまう内斜視のお子さんや、小児白内障の手術後でピントの調節力がないお子さんには遠近両用眼鏡が必要です。
その使い始めに、安価でお試しできる貼るレンズが良いのではないでしょうかという発表でした。
おかげさまでたくさんの方(とくに視能訓練士さん)からご質問をいただき、発表して良かったと思いました。
その学会ですが、ちょうど大雨で大変なことになった倉敷開催だったのです。
学会は7月6日(金)、7日(土)の予定だったのですが、2日目のプログラムが中止になりました。
新幹線や在来線も止まったので、たどり着けなかった人や予定通り帰れなかった人が続出しました。
私は飛行機だったので、無事行って帰ることができました。
学会前日に倉敷を観光し、美観地区の美しい街並みやかわいいお店が大好きになったので、被災された方々を思うと本当に心が痛みます。
どうか一日も早く穏やかな生活が戻るようお祈りいたします。