小児眼科診療セミナー
本日は診療のあと、JPタワーで行われた小児眼科診療セミナーに参加してきました。
年に2回開催されていて、今回で13回目だそうです。
私は初めて参加させていただいたのですが、人の多さにびっくり!
過去最多の320人が聴きにきていたそうです。
人気があるのも納得の、とても勉強になる会でした。
・症例検討
スポットビジョンスクリーナーで発見された眼底疾患のお話。
斜視の赤ちゃんに対する眼底検査の大切さを再確認しました。
・教育講演 色覚異常
臨床に即した貴重なお話でした。
色覚異常のお子さんで大切なことは、本人が自覚すること、大きく問題視しないこと、けれどもその事実を忘れないこと。
日々の診療にたくさん活かせる内容でした。
・教育講演 小児の斜視
視能訓練士さんの学校でも教えていらっしゃる先生が毎回シリーズで話されています(名物!)。
私の専門でもあるのでしっかり勉強させていただきました。
ぎゅっと詰まった教育的なお話でした。
・特別講演 未熟児網膜症
未熟児網膜症は、早産で小さく生まれた赤ちゃんに発症する、子どもの失明原因となる目の病気です。
病院に勤めていた頃、未熟児網膜症の治療で大変な思いをしたことも何度かありました。
結果次第でその子の一生を左右する病気ですから、診療にあたっては特に責任を感じます。
講演では未熟児網膜症の基礎から最新の治療まで、改めて系統立てて勉強できました。
参加するとそれぞれの講義のレジュメまでいただけて、なんて親切!と感激しました。
本当に勉強になったので、お仕事仲間の視能訓練士さんを誘っていっしょに行けば良かったと思いました。
きっとこうやって参加者がどんどん増えていくんですね。
読んでいただいてありがとうございました。