第59回視能矯正学会 視能訓練士という職業
この土日は視能矯正学会です。
これは眼科関連の学会ですが、眼科医ではなく視能訓練士さん(ORTさんといいます)の学会です。
お仕事仲間のORTさん2人が斜視についての発表を1題ずつする予定でしたので、午前中オペをしてから応援に行ってきました。
学会は大ホールの席が空いていないほど盛況で、ORTさん達の勉強熱心な姿に脱帽です。
視能訓練士学校の生徒さんも来ているのですね。
医学生が眼科の学会にたくさん集まることなどないので、学生さんのパワーにも圧倒されました。
視力など視機能にかかわる検査を正確に行うには専門的な技術と知識が必要で、眼科のことを数年間かけて勉強し、資格試験に合格した人がORTさんになれます。
特に子どもや斜視の検査は難しく、ORTさんでないとできない検査もたくさんあります。
私達小児眼科・斜視専門の医師にとって、ORTさんとの連携は、とても大切なことなのです。
今日の2人の発表は私がお願いした訳ではなく、自発的にやりたいと言ってくれたから実現しました。
優秀で勉強熱心なORTさんに恵まれ、私は幸せです。